2022/03/10 14:45

ドキュメンタリー映画監督の坂上香さんより、推薦文をいただきました。
以下にご紹介いたします。

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一つの歌謡曲をめぐって、出てくる、出てくる、人が、人生が、失った恋が、その時代が。
誰かの家にあがりこみ、お茶をいただきながら、自分もおしゃべりに加わっているような。
地方の「のど自慢大会」か、昭和のカラオケに迷いこんでしまったような。
なんとも摩訶不思議で、懐かしい、歌と人をめぐるドキュメンタリーラジオ。
震災は、思い出のレコードですら流し去ってしまったはずなのに、
歌とそれにまつわる思い出は、不思議なぐらい、はっきりと記憶されている。
震災はまた、暮らす場を奪い、悲しみや傷痕や絶望を残していったはずなのに、
彼らは自然体で、語りは軽やかで、歌は力強い。
ちょっぴり人恋しくなった時に、ちょっと元気が出ない時に、調子がなかなか出ない時に、
また聞いてみたいと思う、そんなCD。

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いよいよ明日販売開始となりました。

推薦文を執筆いただいたみなさま、ありがとうございました。
明日からは、お聴きいただいたみなさまの感想もお待ちしております。