2022/03/06 14:00

文筆家・選曲家の大石始さんより、推薦文をいただきました。
以下にご紹介いたします。

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歌は聴く者の心のうちで長い時間をかけて育まれ、熟成され、それぞれの人生と結びつきながら新たな物語として編み直されていく。そんな歌のありかを探るサウンドスケープ(音の風景)ならぬソングスケープ(歌の風景)作品。ひとつひとつの風景には、生きることのややこしさも、愛おしさも、割り切れなさも織り込まれていて、そうした風景がレイヤーのように重なり合うことで下神白団地という地域の物語が浮かび上がる。こんな生活記録の方法があったのかと驚かされるが、聴いていてこれほどまでに温かい気持ちになるのはなぜなんだろう?「いい歌を聴かせてもらった」という満足感で心がひたひたになり、会ったことのないはずの下神白団地の人々にいつしか親しみさえ抱くようになっていた。歌にこんな力があったとは! 

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販売開始まであと5日。
推薦文、まだまだ続きます。
お読みになってお待ちいただけたら嬉しいです。